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にじのはし(シュタイナー親子サークル)

にじのはし(シュタイナー親子サークル)

その1

【七歳までは夢の中】

「子どもの発達段階にふさわしい活動が、その子どもの意志によってできるよう働きかけること」が、シュタイナー教育の基本です。現代は、できるだけ早く子どもの知的な能力を目覚めさせるようにと早期教育が流行っていますが、歯の生え替わりまでは心身の基礎作りに生命力が注がれる時期なので、そういうときに早期教育がなされることの弊害を訴え、子どもらしい時代を大切にするように配慮しています。

【遊び方は無限大~想像力を育む自然素材の素朴なおもちゃ】

子どもたちは本来、遊びの天才です。いろんな物を、いろんな物に見立てて遊びます。シュタイナー教育の幼稚園には、人工的な素材のおもちゃは全く置いていません。代わりにあるのは、木の実、木の枝、石、貝、布、羊毛わた、など、ほとんど加工もされていない自然素材そのままのものばかり。画一的な人工のおもちゃと違って、手触り・匂い・形・音など、感覚を豊かに刺激してくれます。
電池で音が鳴ったり動いたりするおもちゃは、最初は子どもの興味を引き付けるでしょう。けれど、ボタンを押して反応をみる、受け身の行動しか子どもにもたらしません。木の枝と紐を使って電話をかける真似をするとしたら、そこでは木が受話器となり、紐がコードとなり、子どもは自ら空想の世界を生みだしたのです。既成のおもちゃは、たいてい、決まり切った遊び方しかできませんが、自然素材のおもちゃは、子どもの数だけ遊び方があります。
子どもにとって遊びは仕事。どれだけ真剣に遊びに没頭し、どんな遊びを経験したかは、やがて大人になったときの生きる力となります。


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